第八章〜エピローグ1〜





とうとう、レティシャ砦の長い戦いは終わった。


マタリエル軍はスレイド提督、シュレーダー将軍、アイドラ参謀長の主要なところ

が戦いのさなか失踪し、ダークナイトの軍団は崩壊。軍団は撤退を余儀なく

された。一方、コエリス連合もセス、セルキス、ラロシュの三英雄が死んだ。

兵力もこの戦いでほとんどが失われたのだった。


砦には、セクリィス提督が残り、残軍の再編成を行っていたが、敵の総大将

マタリエルがダークナイト五万を引きつれ、結局、セクリィスは討ち死に。砦は

陥落してしまった。


マタリエルは勢いにのり、そのままクロノス城も陥落させた。これにより、事実上

クロノス大陸全土はマタリエル率いる、マクアベル教団の勝利となったの

だった。


しかし、バルキリー島で暮らすバルキリー達〜ジャジメントやカラー、また、

ラピスの地にいる、マダガスカル率いるデーモン達が暗躍し、歴史は新たなる

展開を見せるが、それは、また別の話。



その後、100年以上の年月が経過し、クロノス大陸はシドスの陰謀から、

再びコエリス教団とマクアベル教団の戦いが行われている。


レティシャは遺跡と化し、その発掘を行うもの達が現れた。その中に、レマンと

いう男がいた。


レマンは最近になってあるものを発掘した。それは、巨大な孔雀の羽。その羽

は、巨大な爪とからみあう様に発掘され、一体これは何なのか、発掘技師達

の間では話題になったのだが、その数日後、レマンがふと倉庫を見ると、その

羽と爪は消え去っており、代わりにラモラシュの花びらが落ちていた。


結局それがどうやって消えたのか、なぜ花びら落ちていたのか、誰にも

わからなかった。


〜完〜

そしてエピローグ2へ