
とうとう、レティシャ砦の長い戦いは終わった。
マタリエル軍はスレイド提督、シュレーダー将軍、アイドラ参謀長の主要なところ
が戦いのさなか失踪し、ダークナイトの軍団は崩壊。軍団は撤退を余儀なく
された。一方、コエリス連合もセス、セルキス、ラロシュの三英雄が死んだ。
兵力もこの戦いでほとんどが失われたのだった。
砦には、セクリィス提督が残り、残軍の再編成を行っていたが、敵の総大将
マタリエルがダークナイト五万を引きつれ、結局、セクリィスは討ち死に。砦は
陥落してしまった。
マタリエルは勢いにのり、そのままクロノス城も陥落させた。これにより、事実上
クロノス大陸全土はマタリエル率いる、マクアベル教団の勝利となったの
だった。
しかし、バルキリー島で暮らすバルキリー達〜ジャジメントやカラー、また、
ラピスの地にいる、マダガスカル率いるデーモン達が暗躍し、歴史は新たなる
展開を見せるが、それは、また別の話。
その後、100年以上の年月が経過し、クロノス大陸はシドスの陰謀から、
再びコエリス教団とマクアベル教団の戦いが行われている。
レティシャは遺跡と化し、その発掘を行うもの達が現れた。その中に、レマンと
いう男がいた。
レマンは最近になってあるものを発掘した。それは、巨大な孔雀の羽。その羽
は、巨大な爪とからみあう様に発掘され、一体これは何なのか、発掘技師達
の間では話題になったのだが、その数日後、レマンがふと倉庫を見ると、その
羽と爪は消え去っており、代わりにラモラシュの花びらが落ちていた。
結局それがどうやって消えたのか、なぜ花びら落ちていたのか、誰にも
わからなかった。
〜完〜
<そしてエピローグ2へ>
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